【CAFUNÉ】

おしゃかなべいべーな日々

2020年、幕開けの家出

元日の夜明け前のバスに乗って空港へ向かっている。

12月からライン上で母親からの一方的な攻撃が始まって、

鎮火していない状態での14日間の帰省には

はじめから大きな不安があったけど、

やっぱり無理で途中で切り上げて逃げてきた。

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私の家族はみんな問題を抱えていて、

今までの22年間、何度もつらいことがあって、

つらいことの中でも死んでしまいたくなるほどの絶望感を味わうことも何度もあった。


それでも私は死ねなくて、

家を飛び出して身一つで生きていくことの難しさもわかっていたので、

自分で生きていけるようになるまで

不条理なことに耐えることにしてこれまでやり過ごしてきた。


絶縁したいくらいの気持ちはあったし、

しても許されるほど沢山傷つけられてきたけど、

それでも、親や親族への恩もあるし

どこの家庭にも問題はあって、ぶつかりながらも上手くやってるんだろうから

すこしずつちょうどよい距離感にしていこう、と思ってた。

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私の長年の理想としては、

大学進学で上京してまず親元から離れ、

地元以外の土地での就職を決めて

大学の卒業式で親の望む”感謝”を伝えて、

ゆっくりフェードアウトしていく

というのをゴールに考えていたけど、


ゴールまであと一歩というところになって大波乱が起きて、

これ以上は耐えられないし、

我慢してまで付き合いをもって孝行する必要なんかない、と思って飛び出してきた

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小学二年生の時に義理の父親との間に確執ができて、

そこから父親と二人っきりになることも

近付かれることも、怖くて意図せずとも心身が拒絶するようになった。

でも、母としては一度目の結婚は上手く行かなかったけど、

二度目こそは幸せな家庭を築きたいという強い意気込みがあって

だからこそ私が義父に無愛想にすることが許せなくて、何度も何度も注意を受けた。

そして母からも母方の祖母からも決まって言われるのが、

「あなたがこの人が良いといったから結婚したんでしょう」と

「本当なら養う義理もない連れ子のあなたを

養女にして学校に通うお金も出してくれてるんだから感謝しなさい」

という言葉。

大学まで行かせてもらえたのは感謝するけど、

それは子どもに追わせる責任でもないし、

子どもにかける言葉として大間違いじゃないか?と思う。


でも、親の経済的支援がないと生きていけないから

出来得る限り波風たてないでいろんなことを我慢してきた。

(もちろん全部は我慢できないから時々反発したりもしたけど、核心については触れることはなく、いつも最後には私が折れて謝っていた)

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高校生の時に、

なんでそんなに義父さんと家族らしく、仲良くできないのかを母から聞かれて、

確執ができたきっかけについてはまだ辛くて

口に出せなかったけど、それ以外の部分は

泣きすぎて震えで言葉に詰まりながらも

なんとか話したことがあって、

その時に母の口から出た言葉が

「そんな事言うならあなたは私の子じゃない」と

「養ってもらってるのに嫌いだから仲良くできないなんて失礼すぎる」だった。


小学生の幼い私がどれだけSOSを出しても気付いてもらえなかったけど、

対話ができる今なら助けてもらえるかもとどこかで期待していたので、

その時の母の言葉を聞いて、この人は私よりも再婚相手の父が大事で

娘の気持ちなんてどうでもよいんだなと絶望した。


私も幸せな家庭がほしかったし、

母に祖父母から自由になって幸せになってほしかった。

自分の居場所が得られるとも思ったから

それまで暮らしていた鹿児島の祖父母の家を離れて沖縄で母と新しい父と共に暮らしたいと思ったのだけど、

暮らし始めて一年経って父が私にした行為がどうしても許せなくて、

大人たちが望むようには振る舞えなかった。

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昨夜、紅白を見ながら年越しそばを食べている時に母と口論になって、

12月のラインの件について初めて触れて

「何がそんなに不満なの??虐げられてきたってなんなの??」と怒鳴られたので、

この際だから洗いざらい話してみようと思って、

確執のきっかけがなんだったのかも、母から言われて傷ついてきた言葉についても全部伝えた。

その中で、母がこれまでに発してきた、

「産まなきゃよかったね」「私の育て方が悪かったね」「養ってもらってるのに」

といった言葉に傷ついて、こういった言葉はパワーバランスに偏りのある親子という関係の中で使うと虐待に当たるのだということを伝えたら、

「何度も言いましたか?」「親が簡単な気持ちでそう言う言葉を発すると思う?」

と言われて、一度でも子供に対しては言ってはいけないんだよと返したら、

「子ども子どもって権利を盾にして主張するのは卑怯だ!」

「ママだって沢山傷ついてきたのに子どもは親を責めることができて、全部親のせいにできて良いね!」と言われた。


親も勿論傷つくだろうし、私がいることで家族の仲に水を差してることも

申し訳ないとは思うけど、親は年も立場も経済的基盤も違うし、逃げられる自分の世界もあって、自由さが全く違うのに同じ土俵に立ってるつもりでいるのが信じられなくて唖然とした。


少し前にレスリングの川井梨紗子選手が、

石川県レスリング協会の下池会長からパワハラを受けていることを

告発したことがニュースになっていて、

取材に対して「俺の方がパワハラ、嫌がらせをされとるわ。

クビにすることもできるんだぞ。俺がその気になれば」と言っていて

これこそがパワハラなのに、何もわからずテレビで発言してて凄いなと思ったのだけど、

見事に私の母も同じだよね。

私のほうが人権無視されてる!育ててあげてるのに傷つけられて、もう養わないから勝手に一人で生きろということもできる!みたいな。

(親の言う通りにしないなら、勝手に1人で生きなさいは高校生の頃よく言われていた)


親は元来おかしな人だけど、病気や更年期障害で更にひどくなっていて、

と言うことは逆にそれらが落ち着いて、私が経済的に自立して親の元から離れたら、縁を切らずとも多少の我慢で、うまくやっていけるようになるかもしれないという淡い期待を抱いたりもしたけど、

口論の後母が祖母に泣きながら電話をして、

この電話を受けて祖母から

「お腹痛めて産んだ人が一番偉い」「血の繋がりに勝るものはない」という

お叱りの電話がかかってきて、

あーもう全部無理だと思った。

おばあちゃんが死ぬまでは、、とも思ってたんだけど、もう今逃げ出さないと私が死んでしまう、と思って

始発のバスで逃げ出してきて、空港でこれを書いてる。

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to my crazy mother, 産んだからって生殺与奪の権が自分にあると思うなよ!F**K!